抗酸化物質を摂取することにより体内で発生したフリーラジカル・活性酸素を
無力化することができるようになります。
抗酸化物質が体内で不足すると過剰になった活性酸素等の物質が
体内の細胞を攻撃し、フリーラジカルを発生させ、またそのフリーラジカルが
体内の細胞を攻撃するという悪循環が生まれます。
抗酸化療法はこの悪循環を断ち切るために生活改善・運動習慣改善・食事改善を行います。
抗酸化物質βカロテンは優れた抗酸化作用を持ちます。
ストレスなどを感じた時にわたくしたちの体の中ではストレスに
対抗するための準備をします。その際ストレスホルモンと呼ばれる
アドレナリン等のホルモンが分泌され、血管が収縮し体内の血流量が増加
体の中に効率よくエネルギーが運ばれる状態となります。
同じくして体内でフリーラジカル・活性酸素などの物質が生成されこれらの物質が
体内の細胞を攻撃するようになります。
このフリーラジカル・活性酸素の悪い働きを無力化してくれるのが
抗酸化物質です。
カロテノイドは緑黄色野菜に含まれている成分で、赤、黃、オレンジなどの天然色素成分です。
カロテノイドは体内に入るとビタミンAに変わりますが、最も効率よくビタミンAに変換されるのが
このβカロテンになります。
βカロテンは血液中内に貯蔵されるとともに強い抗酸化作用を持ちます。
ビタミンCやビタミンEと異なり、一日の摂取制限量などは設定されていません。
このβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどは同時に摂取すると効果があがることが
わかってきています。やはり、サプリメントなども悪くはありませんが
食事習慣を見なおしてバランスのとれた食事を心がけるようにしたいものです。